「八瀬駅」からケーブルとロープウェイを乗り継いで、標高848mの比叡山の山内にある延暦寺へ向かう。500ヘクタールという広大な境内は、総本堂の根本中堂を中心とする東塔(とうどう)と釈迦堂を中心とする西塔(さいとう)と横川堂を中心とする横川の3つのエリアに大きく分けられるそうで、まずは釈迦如来をご本尊とする釈迦堂を目指し西塔へ。
ご本尊の釈迦如来は、実在する人物で姓名をパーリ語でゴータマ・シッダッタといい、仏教の開祖となり神格化され、永遠に衆生を救済する仏として崇められるようになったそうであります。
釈迦如来のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・バク」
釈迦堂の近くに飾られた釈迦伝を伝える絵
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釈迦伝 2 宮殿の生活 |
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釈迦伝 3 苦行 |
風雨や雷にもめげず、毎日毎日黙々として善定をおさめます。体はみるみるやせ衰え、手足は枯れた葦のようになります。それでも苦行はすべて解脱への道でないことを悟ります。太子は新たな道を求めるのでした。
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釈迦伝 4 降魔 |
太子の成道が近づきました。魔王はあらゆる手段で成道を邪魔します。薄い羽衣をつけた妖艶な魔女三人を近づけ、媚態の限りを尽し、太子の心を乱そうと企みます。また悪鬼夜叉らがキバを出し、鉾をかざして迫ります。太子は毅然として説法します。たちまち魔女は老婆と化し、悪鬼夜叉は恐れ戦き逃げ去りました。
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釈迦伝 5 釈迦の成道 |
降魔の襲来をしりぞけた太子は、心の平和をとりかえし、平等の思いにひたります。過去の宿世を想い起こして、初めに第一の知恵を悟ります。
次に生死の相を知る第二の知恵を体得します。次に煩悩を滅ぼし尽し解脱して、「成すべきことは終った。再び迷いの生を受けることはない」と悟ります。
この時、大地は歓喜に震え、神々は天華を降らせ、天楽を奏でて賛歓します。こうして太子は、世界の人々の供養を受けるにふさわしい人、正しい悟りを得た人、即ち仏陀となります。時に35歳、12月8日の明けの明星がきらめいていました。尼連禅河のほとりの菩提樹の下で、太子は「正覚を得た人」になられたのです。
今後太子を釈尊と呼びます。釈尊は千余の弟子をつれて王舎城に入り、その郊外に留まっていました。釈尊を修行中から崇拝していたマガダ国の頻婆沙羅王はこの噂を聞き、多くの従者をつれて訪れ、説法を聞きこの地に永く留まって化導されんことを願い、王は城外の閑静な場所竹林園に精舎(寺)を建てて寄進したいと申し出ます。これが仏教の最初の精舎で、教団の発展もこれから軌道にのってゆくことになります。
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釈迦牟尼佛(しゃかむにぶつ) |
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にない堂 |
阿弥陀如来のご真言は「オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン」
普賢菩薩のご真言は「オン・サンマヤ・サトバン」
ちょうど法華堂において読経の修行が行われている最中で、お声が外まで漏れ聞こえていました。
阿弥陀如来のご真言は「オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン」
本尊の大黒天は、「三面出世大黒天」と言われ、大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった姿をしているそうであります。
大黒天のご真言は「オン・マカ・キャラヤ・ソワカ」
毘沙門天のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
弁財天のご真言は「オン・ソラソバテイ・エイ・ソワカ」
延暦寺の総本堂の根本中堂のご本尊は薬師如来です。ご本尊の前には、1200年間灯り続けている「不滅の法灯」が安置されています。運が良いと中にいらっしゃるお坊さんが根本中堂についてのお話をしてくださいます。
薬師如来のご真言は「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ」
釈迦如来のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・バク」
阿弥陀如来のご真言は「オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン」
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大黒堂 |
大黒天のご真言は「オン・マカ・キャラヤ・ソワカ」
毘沙門天のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
弁財天のご真言は「オン・ソラソバテイ・エイ・ソワカ」
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根本中道 |
薬師如来のご真言は「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ」
最後に一目見てハッとさせられ、引きつけられたお言葉
真言まとめ
釈迦如来のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・バク」
阿弥陀如来のご真言は「オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン」
普賢菩薩のご真言は「オン・サンマヤ・サトバン」
薬師如来のご真言は「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ」
大黒天のご真言は「オン・マカ・キャラヤ・ソワカ」
毘沙門天のご真言は「ノウマク・サンマンダ・ボダナン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
弁財天のご真言は「オン・ソラソバテイ・エイ・ソワカ」